ウィンドリソースアセスメント

ウィンドリソースアセスメント（wind resource assessment）は、ある場所の風資源(wind resource)または風力ポテンシャル(wind power potential)を予測する過程のことです。リソースアセスメント、風資源評価、また、英語の頭文字をとって、WRAと言うこともあります。

風資源マップは、

• 年平均風速（mean wind speed） [m/s]
• 風力エネルギー密度（power density） [W/m²]
• 発電電力量（power production, energy yield, energy production） [kWh]
• 設備利用率（capacity factor） [%]

などで表されます。年平均風速及び風力エネルギー密度による風資源マップは風況のみに基づき、発電電力量や設備利用率による風資源マップは、風況と風車の性能曲線（power curve）に基づいて、作成します。

精度の高い風資源評価には、現地での風観測（通常、1年以上）が必要となりますが、最初に風力発電所の計画地点を検討する際は、気象モデル等による風況マップ（Wind Atlas）を利用します。以下に、代表的な国内外の風況マップの例を紹介します。

日本の風況マップ

NEDO局所風況マップ
https://appraw1.infoc.nedo.go.jp/nedo/index.html

NEDO Neowins（洋上風況マップ）
http://app10.infoc.nedo.go.jp/Nedo_Webgis/top.html

環境省 風況マップ（現在公開停止中）
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/windmap/index.html

海外の風況マップ

Global Wind Atlas
https://globalwindatlas.info/

NEWA（New European Wind Atlas）
https://map.neweuropeanwindatlas.eu/

NREL Wind Prospector
https://maps.nrel.gov/wind-prospector/