測地系と座標系

風況解析でよく使用する測地系と座標系について

座標系(coordinate system)

座標系分類説明
投影座標系平面に投影した原点からの距離で位置を表す
地理座標系楕円体を角度(赤道からの角度:緯度、子午線からの角度:経度)で位置を表す

測地系(Datum)

測地系とは、地球の形、大きさ、座標原点などの前提条件を定めたもの。

測地系分類測地系準拠楕円体座標系
日本測地系旧日本測地系(Tokyo)ベッセル日本独自
世界測地系日本測地系2000(JGD2000)GRS80ITRF1994
日本測地系2011(JGD2011)GRS80ITRF1994(西日本、北海道)
ITRF2008(東日本、北陸)
WGS84WGS84WGS84

投影方法(Projection)

座標系投影方法単位
投影座標系UTM(ユニバーサル横メルカトル図法)
平面直角座標系(ガウスクリューゲル図法)
m
地理座標系緯度経度度(10進法)
度、分、秒(60進法)

GRS80楕円体とWGS84楕円体の大きさは、極半径が0.1mm違うだけなので、同じものとみなすことができます。
旧日本測地系と世界測地系とは400~500m程度のずれがあります。

UTM

UTMで日本のゾーンは、51~56となります。

UTM
日本周辺の経度緯度のゾーン(地理院地図から作成)

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